2014年7月28日月曜日

2014年 8月出演の主な舞台


 2日(土) 富士吉田梅若薪能 藤・鵜飼 冨士浅間神社 17:30~





 3日(日) 八ヶ岳薪能 橋弁慶・紅葉狩 身曾岐神社 16:30~





 8日(金) 箱根薪能 千手 箱根神社 18:00~





21日(木) 佐渡薪能 春日神社 19:00~





24日(日) 小金井薪能 高砂 都立小金井公園 17:30~





30日(土) 能楽座自主公演 半蔀 国立能楽堂 14:00~





2014年7月12日土曜日

Rumah Topeng & Wayang公演 番外編

                  
神々が住む島


 ミーティング


お菓子


 ワニがいた川とカフェのハーブガーデン


 ランチ



 ウブドの村


 アーティストたちと




 世界的に有名な伝統の歌舞団『Tirta Sari』の団長バグース氏と奥方マンデラ・けいこさんと
 宿泊はマンデラ・けいこさんの別荘(イサカゲストハウス)に泊まらせて頂きました
素敵なお部屋と素敵なスタッフ、川の音で癒される自然の空間でした ありがとうございました


 公演翌日、空港に向かう途中のデンパサール日本領事館に於いて、総領事夫妻よりディナーに御招きに頂きました  本当にありがとうございました



みんなに感謝して バリ島に感謝して

ありがとう

また来ます


2014年7月11日金曜日

Rumah Topeng & Wayang公演日記 ④

開演前トペンミュージアムの楽屋にてディディックさん、セカールさんはメイクをし、キレイな装束を身にまといます。ディディックさんは中国人女性の役ですから古代の中国風衣装。セカールさんはバリ島の王様役ですからバリ舞踊の衣装。小谷野さんはディディックさんの父親ですから中国風。津村氏は能装束の湖の神です。

 神秘的な野外舞台でガムランの演奏から始まりました。客席は暗く すり鉢状 になっているので、如何程の人数に来ていただけているかはわかりませんでしたが、VIP席の在デンパサール日本総領事夫妻をはじめ、ジャワやジャカルタからもたくさんのVIPに来ていただき、在ウブド日本人、アメリカ、ヨーロッパの観光客、日本人観光客、バリの人々で満席みたいでした。
目の前のディディックさんの舞が艶やかで見事。セカールさんの舞踊も精悍。

途中でサッと霧雨がありましたが、役者も楽しみ、お客さんも真剣になって鑑賞して頂きました。
素敵な時間でした。

公演終了後、記念撮影するお客様がドドーっと楽屋に来て、すぐにお客様の反応を伺うことができました。
 日本人のお客様は、私の演奏はもとより、「演奏していない時の私の全く動かない姿勢に日本人の侘・寂(わび・さび)を感じる。日本人でよかったんだ」と話してくれました。離れた地で日本のエッセンスを少しでも伝えられた事に嬉しく思いました。欧米の人も感動を伝えて頂いたのですが、なにせ言葉がわからないのでチンプンカンプン。でも目や表情でとっても感動してくれたんのだなぁと感謝しました。

最後に出演者で記念撮影

 ウブドの町から少し離れていて周りに何もない所でしたが、トペンミュージアム野外舞台ができて以来最高の数のお客さんに来ていただいたらしく、霧雨で30人ほど席を外れましたが、700人の方々に観ていただいたそうです。その中にはウブドでたまたまチラシをみつけて来ていただいた人もたくさんいました。

今回この素晴らしい公演が行えたのも、Rumah Topeng & Wayang(トペンミュージアム)をはじめ、在デンパサール日本国総領事、ガルーダインドネシア航空、そして沢山の方々の御協力のおかげです。ありがとうございました。そして小谷野さん、今回は裏方でサポートしていただいた佐藤さん ありがとうございました。

また次もできる事を願っています 

2014年7月5日土曜日

Rumah Topeng & Wayang公演日記 ③

公演当日、会場であるRumah Topeng & Wayang(トペンミュージアム)のオーナーのお招きで、アーティストの方々とランチです。
この公演、双日国際交流財団ガルーダインドネシア航空Api Magazineトペンミュージアム在デンパサール日本国総領事の協力を受けている公式な企画であります。地元メディアの関心も高く、テレビ局や新聞社、有名雑誌社なども取材に来ていました。

 一致団結、4時からリハーサル、7時本番です。


会場入り。素敵なウェルカムボードを手作りしていただきました。


リハーサル。作品をより良いものに仕上げていきます。

 ミュージアムのカフェでは、ゲストにふるまわれる豚の丸焼きや魚のグリル、焼き鳥などのご馳走が準備されています。

たくさんのお客様に喜んでいただけますように…


つづく...



Rumah Topeng & Wayang公演日記 ②

そもそも今回の公演のあらすじはこうである


中国の交易船がバリ島北部近くの海で座礁。乗っていた船団長の娘カン・チン・ウィ(ディディク)は海岸へと避難する。

当時のバリ島北部一帯を治めていたジャヤ・パングス王(セカール)は、浜辺にいるカン・チン・ウィを見つけ、手厚く保護するうちに互いへの想いが芽生え、結婚する。

しかし、長い間子宝に恵まれず、ジャヤ・パングス王は子を得るための瞑想修行のため、バトゥール山へと赴く。

バトゥール山で瞑想を続ける王のもとに現れたのはひとりの美しい女性(津村)はその魅力に抗えず、バトゥールにて妻として娶り、子をもうける。

長きにわたり帰ってこないを心配するカン・チン・ウィ。父であるラトゥ・スバンダル(小谷野)の勧めにより、自らバトゥールへと夫を探しに出かける。

バトゥールに到着したカン・チン・ウィが見たのは、別の女性と仲睦まじく暮らしているの姿。
カン・チン・ウィは驚き問い質すが、は答えることができない。バトゥールの妻が既婚であることを知らず、悲しみに暮れる。

やがてバトゥールの妻が口を開き、その正体を明らかにする。
「私はこの湖の女神。私のこの悲しみ、この怒り。これを解放してしまえば、山は火を吹き、一帯は壊滅するであろう。しかし、我が子のことを思えばそれはできぬ。この怒りを鎮めるには、生贄が必要だ。ジャヤ・パングスよ、そなたの命を生贄としていただこう」

戸惑うジャヤ・パングスの隣に進み出たのはカン・チン・ウィ
「この人が生贄になるのなら、私も共に…」

これを受け入れた湖の女神は、ふたりを生贄とし、この地は鎮まることとなった。
ふたりはこの地の守り神として祀られることとなる。                            

(小谷野氏Facebookより引用)



日もすっかり沈んだ午後8時頃、会場に着いて稽古を始めた。小谷野氏のプロデュースと津村氏のサポートにより、すんなりイメージをつかめた感じ。
昨年の11月にも此処ウブドでガムランとコラボレーションを経験しているおかげかも。

                     奥より 津村、ディディク、セカール、小谷野
                                 

つづく…


2014年7月3日木曜日

Rumah Topeng & Wayang公演日記 ①

2泊3日で、インドネシアのバリ島ウブドに於いて、バリ舞踊とのコラボレーションの公演に行って参りました。
ジャワのスター舞踊家のDidik Nini Thowok 師(ディディック)、バリ舞踊の最高実力者Ni Wayan Sekariani 師(セカール)、日本のバリ仮面舞踊家の小谷野哲郎師、能楽師の津村禮次郎師の舞踊コラボレーションです。行きの飛行機の機内誌にディディックさんの記事がありビックリ。着いたらこの人と仕事するのかぁ。と緊張してきました。


夕暮れの午後6時デンパサール空港に着き、そのまま会場でリハーサル。私の他は数日前から現地で稽古を重ねているので、最終的なリハーサルは私待ちなのです。本番は明日の夜。
着くやいなや、皆様に迷惑がかからないよう、すぐに道具を組んで稽古です。


つづく…